2019年12月14日に、株式会社ZOZOの元社長である前澤友作さんが、
YouTubeでプライベードジェット機を売却すると発表しました。
今回はZOZO元社長前澤友作氏の愛機、GLOBAL6000の機能や価格についてご紹介します。
事の経緯
なぜプライベートジェット機の売却話が出てきたかというと、
新しいプライベートジェット機が2020年の末に前澤友作さんの手元にくるので、
現在のGLOBAL6000は乗らなくなるとの理由だそうです。
販売価格は応相談で、興味がある人は前澤友作さんのメールへ
連絡してくださいという動画でした。
応相談という言葉が、とても興味を引きますよね。
この動画では、GLOBAL6000の内部の様子や、コックピット、
様々な機能などを紹介しています。
プライベートジェット機の中を見る機会は、少ないので貴重ですよね。
ちなみに、いくつかのブログ記事で
「前澤友作のプライベートジェット機はガルフストリームG650」と紹介されていますが、
前澤氏のYou Tubeに記載されている機体詳細には「GLOBAL6000」と書かれています。
両者はそこまで似ているわけでもないのに、
なぜ間違った情報が広まっているのかも気になるところです。
ネイビーに塗ったら、戦闘機みたいになった。 pic.twitter.com/15boP3MiUT
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2016年6月14日
GLOBAL 6000について
前澤友作さんが公開したプライベートジェットの詳細は次の通りです。
・メーカー BOMBARDIER
・機体 GLOBAL 6000 (BD-700-1A10)
・年式 2015年
BOMBARDIER(ボンバルディア)とは、カナダのケベック州モントリオールに本社がある、
鉄道車両、航空機、スノーモービルなど、車両製造をしている企業です。
運転制御システムなどの保安設備も製造していて、
鉄道部門では世界最大の生産設備をもっています。
民間航空機部門では、世界で三位の生産設備を保有している企業です。
世界的に見ても航空機の大手と言えるでしょう。
グローバル6000は、グローバル・エクスプレスの後継機として2012年に登場しました。
GLOBAL 6000は、世界を飛び回る必要がある人や、企業をターゲットとしていました。
競争の激しいマーケットでも売れています。
ボルバンディアは、2018年の5月にスイスのジュネーブで開催されたEBACE2018で、
新型のグローバル5500と、グローバル6500を発表しました。
グローバル7500は、2016年11月4日に初飛行を行い、
2018年12月には、初号機の運行が始まりました。
前澤友作さんはYouTubeの動画で、このプライベートジェット機を購入してから
一度も普通の航空機に乗ったことがないと語っています。
それだけGLOBAL 6000が快適で便利であることの証明ですね。
機体性能
GLOBAL 6000の機能をご紹介します。
・航続距離 11.112㎞
・巡航速度 907㎞/h
・客席数(通常時) 10席
・客席数(就寝時) 5~6席
・客室幅 2.41m
・客室高 1.88m
・客室長 13.18m
・荷物許容量 5.52m³
前澤友作さんの動画では、GLOBAL 6000は成田空港の第2ターミナル横の
専用ターミナルである駐機場に待機していました。
駐車場は慣れ親しんだ言葉ですが、駐機場とは聞き慣れない言葉ですね。
GLOBAL 6000は、全長が30.3メートル、全高は7.8メートルあります。
客室の長さだけで13.18mもあり、機体の形も普通の航空機に近いです。
前澤さんいわく、フライト時間が一般の航空機よりも短くなると言っていました。
一般の航空機よりも高度の高いところを飛行するからだそうです。
コックピットには、安全面から二人のパイロットが乗ります。
99%が自動運転で行われ、人の操作が必要なのは離発着の時だけです。
CA(キャビンアテンダント)が作業や待機する場所もあります。
大理石のカウンタートップを備えたギャレーです。
ワインセラーも完備されています。
ギャレーの反対側には、パイロットの休憩スペースの椅子があります。
客室は、前の部屋に8席、後ろに2席とベンチシートがあります。
椅子を倒してベッドを作り、5人~6人が寝ることができます。
長椅子は布張りで、他の椅子は良質なレザーを使っています。
ボンバルディア社によると、ベッドには布張りが向いているそうです。
布張りはシーツがずれにくく、就寝中の温度調整に適しているからだそうです。
細部にまでこだわりを感じますよね。
客室設備
客室には複数の24インチモニターと、衛星通信を利用したインターネット接続を完備しています。
客室幅は2.41mで、プレイベードジェット機としては充分な広さがあります。
他にも、収納スペース、ウォシュレット付トイレ、洗面台などがあります。
前澤さんはカラオケ機材を積み、カラオケを楽しんでいるそうです。
他にも、iPoneから操作をしてシェードを下ろしたり、
電気を消したり、照明を変更したりしていました。
GLOBAL 6000は自動運転だけでなく、ハイテクな機能が付いています。
前澤さんはこのGLOBAL 6000を年に20回~30回利用していて、
フライト総時間は約1200時間だそうです。
GLOBAL 6000の値段
庶民には縁遠いプライベートジェット機GLOBAL 6000ですが、値段が気になりますよね。
2018年6月時点で、GLOBAL 6000は6,230万ドルです。
日本円にすると約70億円になります。
プレイベードジェット機は、次々と、新しい機種が開発され、発売されています。
ビジネスジェット機とも呼ばれますが、中古購入の価格が気になります。
中古購入の価格は、機齢(機体の年齢)によって大きく変わり、
飛行時間によっても変わります。
年5%から10%程度、機体価格は下落していくそうです。
ビジネスジェット機は民間機よりも飛行時間が少ないので、
メンテナンスがしっかりしていれば30年から50年、飛ぶことができると言われています。
前澤友作さんのGLOBAL 6000は中古販売になりますが、
一体いくらになるのか気になりますね!
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