12月4日の日本テレビ系列『笑ってコラえて3時間スペシャル』で
ラウェイのチャンピオン渡慶次幸平さんがゲストとして登場いたします。
ラウェイとはいったいどんな競技なのか?
また、現チャンピオンの渡慶次幸平さんに関してもご紹介していきます。
○ラウェイってどんな競技?
それでは早速ラウェイに関してご紹介していきましょう。
ラウェイは、ミャンマーの立ち技格闘技。
伝統ある国技であり、現地では神聖なものとされています。
日本では「ビルマ拳法」「バンドー空手」
「ムエ・カチューア」などの名前でも知られています。
タイのムエタイに類似しているものの、ムエタイとの大きな違いとして、
拳にはグローブを着用せずバンテージのみを巻き、頭突き、
金的攻撃(故意では無い場合のみ)が認められる点が挙げられます。
タイでも時折この形式の試合が行われますが、
タイの場合はバンデージの代わりに縄を厚く巻いて試合をします。
実はミャンマーで現在行われている古式拳闘は全てこの形式で行われます。
尾崎允実(総合格闘技団体代表)からは
「地上で最も過激な格闘技」
「地球上で最も危険な格闘技」
と称されるほどハードな格闘技のひとつです。
一方で神事に近い性格を持ち、選手は試合とその前後だけでなく、
日常においても礼節を強く求められる競技でもあります。
対戦相手に攻撃的な言葉を浴びせたり罵ったりすると資格を剥奪されるなど
近代格闘技の試合とはまったく違った礼節さがあります。
試合前はリングの祭壇に舞踊を捧げ、
ファイト中も伝統音楽が奏でられるといった伝統があります。
その伝統はおよそ1000年の歴史があると伝えられるほどです。
○日本でのラウェイ
日本ではあまり知られていない、このラウェイという競技ですが、
実際にはどのように国内では認知されているのでしょうか?
日本に本格的にラウェイが導入されたのは2004年4月。
MTBF(ミャンマーボクシング連盟)より依頼され、
総合格闘技団体パンクラス尾崎允実代表を介し、
全日本キックボクシング連盟の協力の元、日本とミャンマーの交流が始まりました。
初めての交流戦が2004年7月10日と11日の2日間に分けて
ヤンゴン国立競技場にて開催されたのが始まりです。
当時の様子は株式会社レッシングで制作、
テレビ朝日系列「報道ステーション」で紹介され瞬間最高視聴率18%を超えました。
ただ、これだけ注目度が広がるも
現在日本ではラウェイ専門のジムは運営されていません。
現在のチャンピオンもキックボクシングのジムで
トレーニングを行っているようです。
○現チャンピオン 渡慶次幸平選手とは!?
それでは、現チャンピオンの渡慶次幸平選手のご紹介をします。
彼がいかにしてラウェイの道を進んだのかが見所です。
渡慶次 幸平(とけし こうへい)は、日本の格闘家、ラウェイファイター。
沖縄県豊見城村(現:豊見城市)出身。
クロスポイント吉祥寺所属。
血液型B型。
2017年にミャンマーの格闘技ラウェイに参戦し、持ち前の根性と気合、
ハングリー精神で活躍を見せる日本ラウェイ界のエースと呼ばれています。
2018年12月には現地ミャンマーにて年間チャンピオンを獲得しました。
ラウェイでのキャッチフレーズは『暴走タコライス』
高校の時にテレビで見た山本徳郁選手に影響を受けて格闘技を始めます。
プロ格闘家として活躍する事を夢見て、19歳の11月に沖縄から上京。
2012年に始めてから3年で老舗総合格闘技団体プロデビュー、
2戦目でベストバウト賞を獲得、3戦目でメインイベントを任されるほどまでに成長。
授かり婚から2年の育児休業をするも、夢と自分への期待を捨てきれず、
30歳までに格闘技で食べられる様に成らなければ辞めることを条件に現役復帰しました。
そして渡慶次幸平選手がチャンピオンとなった試合。
2018年12月16日、ヤンゴンのテンピュースタジアムで行われた、
2018年の複数の試合を勝ち抜くなどした強豪を集めた大会
「第5回 エアKBZ グランドファイナル・ミャンマーチャンピオンシップ」で、
トゥン・ミン・ラット(ミャンマー)と対戦。
渡慶次は攻撃を避けて懐に飛び込み、
右のフックなど強烈なパンチを見舞う戦法で圧倒しました。
優勢に試合を進め、1ラウンドから相手を転倒させました。
2ラウンドでは、渡慶次の左ハイキックが決まるなどして、
たびたびトゥン・ミン・ラットは地に伏せます。
3ラウンドで勝負をかけた渡慶次のラッシュで
転がったトゥン・ミン・ラットは立ち上がることができず、
KOで試合が決まり、ついに2018年の王者となりました。
○まとめ
今回はミャンマーの国技『ラウェイ』と、
現チャンピオン『渡慶次幸平』に関してご紹介しました。
ラウェイと渡慶次幸平選手の特集に関しては
12月4日放送の『笑ってコラえて 3時間スペシャル』でぜひご覧ください。
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